FCホッツ クラブ情報(掲載記事)

グランパスエイト・サポーターズ・マガジン
月刊グラン」No.64(1999年)

少年サッカー(FCホッツ)
心身のバランス教育
選抜入り選手も続々
<全文紹介>

サッカーを通して子供たちの心身を鍛えるFCホッツは、幼児教育の専門家とサッカー指導者が一体となった両面指導が特徴。チームとしてはさして強くはないが、子供たちは元気はつらつ。毎年、優秀な選手を育て、選抜チームやグランパススクールヘ送り込む立派なクラブチームだ。

FCホッツは天白消防署近くの「名古屋教育文化センター」(名古屋市天白区御前場町211の1)のサッカー教室だ。
1チーム15人程度に1人のコーチ。増えれば別チームにして人数を少なくし、目の行き届いた個人指導が売り物。目立たない子、声を掛けなきやいけない子にも細心の気配りがなされている。コーチ陣にもボランティアじやないプ口意識を要求、若い指導者の養成にも力を入れている。

レベルの上がった5、6年生は名古屋FCや市トレセン、グランパスの選考会に挑戦。毎年、5〜6人の選手を供給している。中学校や地元のクラブチームも「最後まで見届けたいので、しっかりしたチームを紹介します」と、どしどし子供たちに機会を与えていく方針。

名古屋教育文化センターは、野外活動やスポーツ、学習の場を通して「頭と心と身体のバランス」のとれた、たくましい子供を育てる幼児教室で、28年の実績を誇っている。リネカーが在日中、その子供(当時2歳)も在籍。現在ではストイコビッチ選手の通訳、ラデンカ・マリチさんの子供ステファン君が通っている。

監督の村瀬渡さん(43)は愛教大在学中に、ここでアルバイト。そして中学教諭になって結婚。奥さんも教諭で自分の子供ができたのを機に、このセンターに戻ってきた。昭和62年、アルバイト中に教えた幼児たちが小学校1年生になった時、父母たちの要請でチームを結成。村瀬監督は既に中学教諭になっていて、あのサッカー名門校・日比野中のコーチをしていた。今でも週1回は日比野中にコーチに出掛けているとか。中学生を指導していて小学生の時、何が必要だったか、小さい時から一貫して指導したい」という思いもあったようだ。村瀬監督は6年前、教員を辞め、FCホッツとともに同センターに合流した。

練習は天白区平針の公園で高・低学年が月、金。それに土曜日を加えた週2回の選手コースがある。日曜日は試合。指導は基本と個人技が中心だが、「ここに来たらこう、こっちに来たらこうといったポジションの役割は教えます。勉強でも全教科を教えるのと同じです」と村瀬監督。

幼児はボール遊びや体を動かすことの楽しさ、友達との遊びから集中力を養っていく。小学生は学年と子供に応じた指導。体が軟らかいうちにドリプル、リフティングなどの個人技を指導。学年が上がるにつれて、チームの1人としての自覚を持たせ、試合でも生き生き活躍でさるようチームプレーも取り入れ、着実な成果を上げているようだ。

FCホッツヘの連絡は、052(802)3755
名古屋教育文化センター、村瀬渡監督へ。
掲載は「月刊グラン」(中日新聞社発刊)No.64号より全文。
なお文中の年齢等は原文のままです。掲載には集合写真2点と練習風景2点、
全コーチの顔写真入り紹介がありましたが、ここでは割愛しています。
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